柔術コマンド

ブラジリアン柔術&格闘技諸々

スパーリングにも種類がある

毎回ガッチガチにやってない?

 

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ほとんどの人が(やってる...)って心の中で思ったはず。特に白帯は出力調整する余裕がないから毎回本気のスパーリングになりがち。

 

もちろん力も持久力もつくから文句はないけど、いくつか大きなデメリットがあるよ。

 

☆怪我する

毎回ガチだと疲労が抜けないから怪我しやすくなる(週2~3なら問題ないかも)これは身をもって体験しているから分かるけど、疲労困憊で休むのではなく、普段から疲れすぎないように気を付けて練習することが大切。

 

☆効率が悪い

ガチだと余裕がない。よって自分の得意技、得意なポジションばかりになりがち。これだと練習範囲が狭くて試合で起こり得る様々な展開(特に不利な状況)に対応できない。

 

そんな人はワザとやられてみよう。

 

★限定スパーのすゝめ

ただし、僕の進める限定スパーは一般的なものと少し違う。

 

よーい、ドン! で横四方やバックマウントから始まる通常の限定スパーではなくて、普段のスパーリングの中で意図的に限定スパーの状況を作り出す。

 

要はワザと相手に有利なポジションを譲って(自然な感じで)そこから脱出する。

 

この練習方法の利点は、既にポジションに入った状態から始まる限定スパーとは違って、その展開に至るまでのプロセスも理解することができるということ。例えばバックを取られた状態からでは、バックを防ぐ練習ができない。しかし、スパーの流れの中でバックを取らせていれば大体のパターンが見えてくる。結果、バックの防御も上手くなる+エスケープ(脱出)も上手くなるで一石二鳥。

 

こんなふうに、「自分の弱点を埋める限定スパー」+「実践としてのガチスパー」の組み合わせが一番効率がいいんじゃないかな。

 

欲を言えば「脱力」を主軸に置いた第3のスパーで動きをより丁寧にする練習も重要なんだけど。

 

また次回紹介するね。

 

 

3rd Place

先週、1か月ぶりに道場に顔を出した。

 

軽くスパーリングもできて満足だし、そこに行けば仲間がいて柔術ができるという環境があることに感謝した。

 

家、職場、サークル、オンライン上の繋がり等々、人それぞれ居場所はあると思うけど、そのどれもが居心地の良い場所であるとは限らない。

 

幸い僕は恵まれているから、嫌々所属しているような場所はないけど、この記事を読んでいる人にとっても、柔術と一緒に練習する仲間の存在が心の拠り所の一つになっているといいと思う。

 

現在所属している道場は3件目で、練習期間にしては移籍が多い方かな。

 

正直、留学先のMMAジムで始めた柔術がここまで続くとは思っていなかった。けれど、帰国して最初に入会した道場でも、引っ越しに合わせて移籍した現在のジムも、どこも居心地がよかった。

 

僕の運がいいのか、柔術をやっている人はみんな波長が合うのかわからないけど、柔術というサードプレイス(第三の場所)ができて日々の生活が上向きになったと思う。家や学校、職場で何か上手く行かないことがあっても、道場で1時間練習すれば「また頑張るか」という気持ちになれる。

 

ゲームでよくある、体力ゲージが全回復するエリア。

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他のどんな勢力も干渉できない、聖域のような場所が一つあるだけで救われる人は多いと思う。柔術に限らず、まだ自分にとってそういった居場所がない人は今からでも探しに行くといい。

 

保証はできないけど、きっと見つかるはず。

 

グループやサークルじゃなくても、自分の弱さを晒せる、信用できる友人や恋人を見つけるのもいいかも。意外と近くにいたりする。

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格闘技に話を戻すと...

 

柔術を含め格闘技の道場には政府関係者のお偉いさん、上場企業の役員、学生、外国人、色んな人がいるけど、社会での立場と関係なく練習して勝ったり負けたりしている。

 

嫌でも自分の弱さを晒すことになるし、無力さを痛感する。だからこそ相手を信用できるし、信用される。飲みに行くより手っ取り早い。

 

逆に言えば、負けるのが嫌=弱さを受け入れられない=自分を晒す勇気が出せない人は、どんなに傷も一瞬で回復するような聖域がたとえすぐ近くにあったとしても、見つけることができない。

 

誰彼構わず自分の弱みを見せるのは違うけど、これと決めたものがあるなら勇気を出して失敗や裏切りを恐れずにチャレンジできると、意外とあっさりトンネルを抜けるかもしれない。

 

以上、夏の終わりっぽいシンミリした記事を書いてみた。

 

次回はもっとノウハウ的な話しよっかな!

 

 

初心者オススメの技3選~スイープ編~

スイープできると強いよね。柔術の醍醐味でもある「下から相手をひっくり返す」技。

 

なかなか難しい...って僕も思ってた。

 

でもスイープできると攻防の幅が広がって、柔術が更に楽しくなることは間違えない。

てことでオススメのスイープを紹介するよ。

 

それぞれ前に紹介したオススメのガード3選に沿って説明するから、まだ読んでない人は先に下の記事を読んでくれたら嬉しいかも。

 

 

★フックスイープ(バタフライスイープ)

バタフライガードからのフックスイープは王道。手順は簡単だから、ポイントを押さえれば簡単。相手と密着した状態を維持して転がることが重要かな。

 

 

 

★ブリッジスイープ(ディープハーフガード)

ディープハーフといえばブリッジスイープ。なんだけど、ブリッジしないで寝返りを打つだけでも大丈夫。バックを取りに行く動作と対になるから、合わせて使うと上手くいくかも(バック行くと見せかけてブリッジスイープとか) 

 

 

シザースイープ(片襟片袖ガード)

はい、大人気のシザースイープ。僕自身はあまり使わないけど、確実に必要な展開は出てくるので習得しておいたほうがいいスイープ。ポイントは、とにかく襟と袖を自分側に引き寄せて相手の重心を崩すことかな。足はおまけ。

 

 

※番外編も紹介するよ(他のガードが可哀想だから) 

☆草刈り(デラヒーバガード)

デラヒーバからの直接スイープは初心者にはオススメしないけど、これは簡単だからオススメ。

 

草刈りは色んなポジションからできるけど、そのうちの一つ。足の位置をチョコっと操作するだけの簡単使用。ポイントは倒した後すぐに起き上がることかな(相手も起き上がって同じ体勢に戻ってしまう)

 

 

まあでも、他のガードへの移行がいいかも。

 

☆ハーフガード

ハーフガードからは正直、他のガードに移行することをオススメする。

・バラフライガード(絡んでいない上の足を相手の股間に差し込むだけ)

・ディープハーフガード(相手の足をすくって潜り込むだけ)

 

直接のスイープは難易度高め。バックテイクは別の記事で紹介するよ。

 

☆スパイダーガード

立っている相手へのスイープは難易度高め。相手が膝立ちの時ならチャンス。

振り子のように身体を振ってスイープするんだけど、どれだけ自分を球体のようにイメージできるかがポイント。腰が中心で、足の裏が外円ね。この大きなボールが横に転がっていくイメージ。

 

 

以上、今日はオススメのスイープ3選+おまけ2選を紹介したよ。

サブミッションが得意じゃなくても、スイープができればコロコロ転がってるだけで楽しいから頑張って練習してみて!

 

 

初心者オススメの技3選~ガード編~

スイープを紹介する前に、初心者オススメのガードを3種類紹介するよ(主観)!

 

逆に初心者にはオススメできないガードもあるから参考にしてね(クローズドガードは今回除外してるよ)。

 

★バタフライガー

僕愛用のガード。スイープに強く、バックテイクも狙える有利なポジション。

 オススメ度:☆☆☆

メリット:とにかくスイープに強い。特に同じ白帯にはバンバン決まる。

デメリット:潰されたら終わり。

 

要点を押さえれば簡単なガードなのに、なぜか白帯で使う人は少ない(教えないのかも)。バタフライスイープというスイープが存在するように、ガードに入ったらまずスイープを狙うのが定石。寝てばっかりでウンザリした! という人は試してみては?

 

★ディープハーフガード

相手の足下に潜り込み、基本的にはスイープを狙うガード。

オススメ度:☆☆

メリット:体格差に強い。

デメリット:固執しやすい。

 

このガードはかなり相手と密着するため、好き嫌いが分かれるガードの一つ。こちらも白帯ではあまり見ないけど、安定したポジションなので、一度覚えたら癖になるかも。ただそこが問題で、ディープハーフばかりになって動きが偏って成長が止まってしまう危険性がある。

 

★片襟片袖ガード

クローズドガードと相性が良く、スイープだけでなくサブミッションもガンガン狙える強力なポジション。

オススメ度:☆☆☆☆

メリット:派生技が多彩

デメリット:なし

 

No.1でオススメのガード。スイープ、サブミッションが狙える上に、他のガードへの移行もできる。片袖片襟からの三角絞めオモプラッタなんかは既に何回もクラスで学んだという人も多いのでは? 他にどんな技があるかは動画を参考にして欲しいけど、クローズドガードとも相性がいいからとりあえずスパーリングで使ってみるべし。

 

以上、オススメのガードを3つ紹介したけど、まだまだ続くよ!

 

 

※デラヒーバガード

名前がかっこいい柔術を代表するガードの一つ。白帯でも習うと思うけど思うけど今回は除外。

理由:スイープやサブミッションへの手順が多く煩雑なため。

使い道:ハブ(他のガードへの中継)として活躍させる。

 

正直デラヒーバは初心者にオススメしない。ポジションに入るのは簡単だけど、そこからスイープやサブミッションへの手順が難しい。もちろん興味ある人はやればいいし、やるなと言ってるわけではない。むしろハブとしてはガンガン使った方がいい(片襟片袖ガード、Xガード、スパイダーガードetc.)

 

けれど、デラヒーバをちゃんと練習しようとなると膨大な時間がかかるため、他のガードやスイープを習得することに時間を回したほうがいい。

 

バックテイクくらいはできてもいいかも。

 

※ハーフガード

このガードも白帯のクラスでよく学ぶと思う。けど、オススメしない。

理由:デラヒーバと同じで、手順が複雑な技が多い。

使い道:ハブ(他のガードへの中継)として活躍させる。

 

ハーフガードは紹介した「バラフライガード」「ディープハーフガード」と相性がいいので、ハーフガードからスイープやサブミッションを狙う、というよりガード移行を主眼に置いたほうがいい。

 

バックテイクだけはできてもいいかも(笑)

 

※スパイダーガード

体格差をあっても相手をコントロールできる強力なガード。だけどオススメはしない。

理由:指が壊れる(危険性あり)。

使い道:やられた時のために理解しておく。

 

とにかく指を痛める。グリップ力がある(力が強い、骨が強い)人、スパーリングの勝敗を気にせず、キツくなったら指を離せる人は問題ない。それどころか強力な武器になるけど、そうでないなら技の優先度は低い。後々、慣れてきたらチャレンジしてみよう。

 

以上、初心者オススメのガード3つ+落選したけど優秀なガード3つ紹介したよ。

柔術は怪我しないことが大事。最後の最後まで粘らずに、技がかからなそうだったり、ガードが破られそうだったら無理せず諦めて次を考えるのが賢明かも。

 

アディオス!

 

 

初心者オススメの技3選~パスガード編~

パスガード → 相手が足を使ってディフェンスしてくるとこを、上手くさばいて有利なポジションを勝ち取ること。

 

相手のガードを超えない限り、こちらはほとんど何もできない。

 

既にスパーリングを経験した人は分かると思うけど、これがけっこう面倒くさい。

1つのパスガードでさえ覚えることが多いのに、基本的には何種類も組み合わせて実践しなければ大抵上手くいかない。

 

だから前回のサブミッション編とは違って、これから紹介するパスガードは3種類とも7割くらいの練度ですべて覚えて欲しい。

 

 

★ニーカットパス(クロスニーパス)

最もポピュラーなパスガード。もう習っている人も多いと思う。相手の胸ぐらと袖を掴んで体重をかけ、膝を突き出しながら滑らせるように相手のガードから抜いていく。

 

www.youtube.com

向いてる人:体格・パワーで勝る

メリット:力技で押し切りやすい

デメリット:対処されやすい

 

動きがシンプルで簡潔な分、相手も反応しやすく対処されやすい。パワーに自信がある人は覚えてすぐ使えるかも。体格で劣る人は細かなポイントを押さえて、プレッシャーをかけれるようにならないと簡単にはいかない。

 

★ロングステップパス

一瞬で相手の相手のガードを超えることのできる技。ニーカットパスなどが上手くいかない時に一発逆転的な使い方ができる。ニーカットの時とは逆の手で相手の胸ぐらと膝のあたりのパンツを掴み、一気に身体を開いてダイブするように足を抜く。

 

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向いてる人:軽い、スピードで勝る

メリット:ディフェンスされずらい

デメリット:習得が難しい

 

身につけば強力な武器になる反面、タイミング・位置取り・力の掛け方が難しく、習得にそれなりの時間がかかる。動作が大きくて速さが必要なので、小柄な人や運動神経が良い人は習得が速いかも。

 

★噛みつきパス(オーバーアンダーパス)

相手の両足を自分の両手で抱えて抑え込み、腹に噛みつくようにプレッシャーをかけてジリジリと横にズレていって足を抜いていく。白帯ではあまり使う人を見ない。

 

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向いてる人:特にない

メリット:相手をコントロールしやすい

デメリット:慣れてる人が相手だとカウンターをもらいやすい

 

相手の両足を固定してパスを狙っていくので、相手はできることが少ない。時間も稼げる上に、落ち着いて考える時間が持てる。白帯で習得している人は少ない(教わらないからかも)けど、相手の腰をマットと並行にするなどポイントさえ押さえれば難しくない。ただ、色帯や慣れてる人が相手だと、絞め技などのカウンターをもらいやすい。

 

***

 

以上、3種類紹介したけど、パスガードは数も豊富だから自分に合ったものが他にもたくさんあると思う。それぞれのパスガードは連携しているし、派生が無限にあるから奥が深い。

 

サブミッションを意識し過ぎてパスガードはおざなりになりがちだけど、しっかり練習すればスパーリングが楽になるかも。

 

次回はたぶんスイープを紹介するよ。

 

 

初心者オススメの技3選~サブミッション編~

柔術ジムに入会してもう1ヶ月、練習にも慣れてきた頃に思うことがあるはず。

 

「どの技を練習すればいいの?」

 

トライフォース・アカデミー(日本の代表的な柔術ジム)なんかは昇格基準が明確に決まっていて、メニューをある程度参考にできると思うけど、その他のジムではおおまかに2種類に分かれると思う。

 

1.週ごとに練習メニューが決まっている

2.先生の気分でコロコロ変わる

 

ただし、週ごとに決まっていても練習する技の種類は膨大な数になる。

既にジム内で仲の良い色帯の先輩がいるとか、道場長とコミュニケーションが取れる状況なら問題はないけど、なかなか質問できない、という人も多いはず。

 

そんな人のために、初心者がまず身に着けるべき技を3種類用意したよ。※これから入会しようと考えている人も見ていってね!

 

勘違いして欲しくないのが、この3種類を全てマスターする訳ではないということ。どれか1つ、自分に合う技を選んで徹底的に練習して欲しい。

 

ポケモンで最初の3匹から選ぶのと似てるかも)

 

三角絞め(トライアングル)

RIZINの影響もあって、話題の三角絞め。実は柔術では基本の技で、いちばん最初に練習する技の1つ。相手の首に足を掛け、腕を巻き込んで窒息(チョーク)させる技。

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向いてる人:手足が長い、線が細い、高身長

メリット:練習がしやすい

デメリット:体格差があると難しい

三角絞めは手足の長い人向けで、ずんぐりむっくり体形の人には向かない。足を使った絞め技で比較的安全だから練習しやすい反面、相手との体格差が大きいと成功率が極端に落ちる技でもある。

 

ただ、RIZINで有名になったように非常に強力な技だからオススメ。

 

★腕十字(アームバー)

総合格闘技なんかでもよく使用される有名な技。相手の腕(肘)一本を、両手・背中・全身の力を使って極める技。

 

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向いてる人:全体型

メリット:体格差があっても成功しやすい

デメリット:練習しずらい

腕十字は特に体格によって向き不向きがない。手足の短い人も、太ってる人も問題なくできる技だと思う。難点は怪我させやすい(関節は極めのコントロールが難しい)ことで、優しい人、神経質な人は遠慮して練習がしずらいかもしれない。

 

一度身に着けてしまえば面白いほど極まるから、自分はこれだ! と感じた人は積極的に練習して欲しい。

 

★キムラロック(キムラ)

ブラジルに柔道を伝えた最強の柔道家、木村正彦から命名された技。相手の腕を背中の方向に曲げ、肩関節を決める。

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向いてる人:全体格

メリット:シンプル

デメリット:タイミングが難しい

柔道でも代表的な関節技で、ニワトリのように相手の腕を逆方向にねじって極める。腕十字同様、体格による制限は特になく誰でも習得しやすい。動きがシンプルで覚えやすい&疲れない分、相手に気づかれやすく、フィニッシュ(極める)することが比較的難しい。

 

慣れると相手の隙を見て一瞬で極められるので、強力な武器になる。

 

***

 

以上、初心者ということもあってクローズドガード(基本のポジション)を前提としたおすすめの技を紹介したよ。重要なのは1つコレと決めて練習することかな。

 

他にも色んな技があるから、どんどん試してみてね!

 

 

打撃vs組技

みんな大好き、異種格闘技戦の話。

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アントニオ猪木vsモハメド・ア(1986/10))

 

空手vs柔道 - ボクシングvsレスリン

 

結論から言うと9割右側が勝つ。

 

10回やったら9回、10人ずつの対抗戦なら9人、打撃系の方には申し訳ないけど。。MMAルール(素手、何でもあり)の場合ね。

 

超簡潔に説明すると、打撃が急所(アゴ、みぞおちetc.)にヒットして2,3発以内でKOする確率よりも、相手との距離がつぶれて組技の間合いになる確率が圧倒的に高いから。

 

組技の距離になれば強い打撃は打てないから、相手を倒す術がなくなる。

 

なぜ距離を保つことが難しいのかは謎だけど(誰か科学的に説明して)、これは歴史が証明してきた。

 

 

事例:1

初期UFC(1993年、まだMMAが確立されていない頃)では体格で劣るグレイシー柔術ブラジリアン柔術)のホイス・グレイシーが巨漢のキックボクサーやプロボクサー、プロレスラーを破って優勝する。その後は何年間も、参戦者が柔術を学び対策するまで柔術に勝てるファイターは出てこなかった。

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事例2:

その昔(明治かな?)警察の訓練にどの武道を採用するかを決めるために、対抗戦なるものが行われたことがある。その中で、空手vs柔道の対抗戦が行われた。結果は柔道の圧勝。どこかの記事で知ったんだけど、ソース載せるの時間かかりそうだから気になった人は調べてみて。間違ってたら教えて欲しい。

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※写真はイメージです

 

事例3:

現在のMMAでも、ほとんどのファイターが柔術レスリングなどの組技出身。最近はキックボクシンサーからのMMA転向でUFC王者が生まれたり、かなり増えてはきてるけれど。

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UFCミドル級王者ーイスラエル・アデサンヤ

それでもやはり打撃系ファイターは組技のあるルールに適応するのにかなり苦労している印象がある。

まだMMAが体系化されていなかった一昔前のPRIDEやDREAMを見ると分かり易いんだけど、打撃系ファイターがMMA参戦で何もできずに負けている様子が分かる。

***

 

さっきから必死に組技の強さを認めさせたいキモイ人になってるけど。。

 

だってみんな打撃ばっかりで、柔道?レスリング?それって殴るやつ?って感じで「格闘技=打撃」だし、柔術なんて一般人ではほぼ誰も知らないようなもん。少しでも組技格闘技の存在を知ってほしいし、興味をもってくれたらって思う(特に柔術は怪我も少ないからハードル低いし)

 

僕自身、高校時代に空手をやっていた。それが格闘技への入り口だったし、小・中学生の頃は合気道、大学時代にはMMAのジムでボクシングとムエタイも習っていたからそれなりに知識と経験がある。

 

組技(特に柔術)は安全な上に強い。

 

もちろん打撃も強い。一撃で終わることもあるし、打撃耐性が低いといくら組技が強くても勝てない。現代MMAやるなら打撃は必須だしね(組技の方が優先度高いけど)

 

要はMMAが最強ってこと。