初心者オススメの技3選~サブミッション編~
柔術ジムに入会してもう1ヶ月、練習にも慣れてきた頃に思うことがあるはず。
「どの技を練習すればいいの?」
トライフォース・アカデミー(日本の代表的な柔術ジム)なんかは昇格基準が明確に決まっていて、メニューをある程度参考にできると思うけど、その他のジムではおおまかに2種類に分かれると思う。
1.週ごとに練習メニューが決まっている
2.先生の気分でコロコロ変わる
ただし、週ごとに決まっていても練習する技の種類は膨大な数になる。
既にジム内で仲の良い色帯の先輩がいるとか、道場長とコミュニケーションが取れる状況なら問題はないけど、なかなか質問できない、という人も多いはず。
そんな人のために、初心者がまず身に着けるべき技を3種類用意したよ。※これから入会しようと考えている人も見ていってね!
勘違いして欲しくないのが、この3種類を全てマスターする訳ではないということ。どれか1つ、自分に合う技を選んで徹底的に練習して欲しい。
(ポケモンで最初の3匹から選ぶのと似てるかも)
★三角絞め(トライアングル)
RIZINの影響もあって、話題の三角絞め。実は柔術では基本の技で、いちばん最初に練習する技の1つ。相手の首に足を掛け、腕を巻き込んで窒息(チョーク)させる技。
向いてる人:手足が長い、線が細い、高身長
メリット:練習がしやすい
デメリット:体格差があると難しい
三角絞めは手足の長い人向けで、ずんぐりむっくり体形の人には向かない。足を使った絞め技で比較的安全だから練習しやすい反面、相手との体格差が大きいと成功率が極端に落ちる技でもある。
ただ、RIZINで有名になったように非常に強力な技だからオススメ。
★腕十字(アームバー)
総合格闘技なんかでもよく使用される有名な技。相手の腕(肘)一本を、両手・背中・全身の力を使って極める技。
向いてる人:全体型
メリット:体格差があっても成功しやすい
デメリット:練習しずらい
腕十字は特に体格によって向き不向きがない。手足の短い人も、太ってる人も問題なくできる技だと思う。難点は怪我させやすい(関節は極めのコントロールが難しい)ことで、優しい人、神経質な人は遠慮して練習がしずらいかもしれない。
一度身に着けてしまえば面白いほど極まるから、自分はこれだ! と感じた人は積極的に練習して欲しい。
★キムラロック(キムラ)
ブラジルに柔道を伝えた最強の柔道家、木村正彦から命名された技。相手の腕を背中の方向に曲げ、肩関節を決める。
向いてる人:全体格
メリット:シンプル
デメリット:タイミングが難しい
柔道でも代表的な関節技で、ニワトリのように相手の腕を逆方向にねじって極める。腕十字同様、体格による制限は特になく誰でも習得しやすい。動きがシンプルで覚えやすい&疲れない分、相手に気づかれやすく、フィニッシュ(極める)することが比較的難しい。
慣れると相手の隙を見て一瞬で極められるので、強力な武器になる。
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以上、初心者ということもあってクローズドガード(基本のポジション)を前提としたおすすめの技を紹介したよ。重要なのは1つコレと決めて練習することかな。
他にも色んな技があるから、どんどん試してみてね!