柔術コマンド

ブラジリアン柔術&格闘技諸々

「限定スパー」やってる?

 

先週から練習を再開した僕ですが、まだまだフルスパーリングは怖くてできない状態。

 

でも実戦形式の練習はしたい...

 

誰しもそういった経験があると思う。

今回は僕が怪我をした中で気づいた「限定スパーリング」の重要性を伝えるよ。

 

限定スパーリング・・・特定の体勢(サイド・バック・ハーフガード等)から始める実戦形式の練習。

 

取り入れているジムも少なくないので、もうやったことあるよーという初心者も多いかもしれない。ただ、おそらく多くの人が限定スパーの意義まではあまり理解していない。

 

僕でさえ最近まで意識してこなかった。

 

以前紹介した、「スパーリングの中で意図的に不利な状況を作る」ことに近いが、僕が今回意味する「限定スパー」はもっと厳格なもの。

 

現在僕は下のポジションになることができない。プレッシャーを受けきれるほど肋骨の強度が戻っているか怪しいからだ。そこでここ2週間はパスガード形式の限定スパーを取り入れている。

 

僕が上からパスを狙い、相手は下からスイープorサブミッションを狙う。

 

最初は何本やっても物足りなかった。

 

だがしかし...

 

たった1週間で目に見えて効果が出てきた。パスガードの導線が以前よりくっきりと見える。要はパスガード同士の連携が強化され、次はこれ、それがダメだったらこっち、からの逆方向など、同じ動き、シチュエーションを繰り返すことで精度が格段に上がったのだ。

 

今回の経験を踏まえて、怪我が治った後も限定スパーを練習に取り入れようとは思っている。

 

けれど、人は動くより止まることが難しい生き物。フルで動けるなら動きたくなってしまう...

 

やはりどんな領域でも、上達に必要なのは「好きなこと」に没頭するだけでなく、「必要なこと」を如何にきっちり遂行するかなのかもしれない。

 

僕のいちばん苦手なこと。おそらく大多数の人も。

 

柔術に話を戻すと...

 

限定スパーには様々な種類がある。

・ポジション系(ハーフガード、スパイダーガード、トップ&ボトム)etc.

・禁止系(サブミッション禁止、スイープ禁止、足関節禁止)etc.

・左右反転(利き手と反対の動きで攻める)etc.

 

こう見ると、逆に面白いかもって思わない?

 

是非試してみてね。