柔術コマンド

ブラジリアン柔術&格闘技諸々

走り出したい

ランニングって続かないよね。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210821100500p:plain

1週間もしないで飽きるし、1ヶ月続いたことがない。

 

って人がほとんどじゃない?(そう信じてる)

走る時はだいたい柔術の練習にいけなくて悶々としてる時だけ。

 

だからそこまで走ることにこだわりはないんだけど、あくまで柔術を念頭に置いた走りをしているからチョコっと共有。

 

柔術を念頭にって要は「筋力」「心肺機能」を重視して柔術のムーブに生かすということ。

 

1時間以上なんて長時間走ったら筋力も落ちるしそんな持久力いらない。一般的に20分以上走ると脂肪燃焼がはじまるから、燃やしたい人は30~40分走ればいいと思うけど、僕は長くて20分、早ければ10分くらいスピード感を持って走る。

 

シンプルに試合時間に合わせるだけ。

 

ただ青帯基準とかで6分は短すぎる(物足りない)から最低10分は走った方がいいと思うけど、「10分×3本」「5分×5本」みたいにインターバル練習にするのも効果的。

 

スパー練と同じだね。

 

これで柔術の試合に必要な筋肉と肺活量が鍛えられるし、ダラダラ走るよりも身体が絞れる。いわゆる「HIITトレーニング」に分類されるから、知らない人は調べてみて。

 

本当なら土曜の朝は柔術なんだけど...

 

ランニングは気が乗らないから今日はなしで。

 

 

スパーリング命

 基礎練はいいからスパーがしたい! という人(特に色帯)は多いと思う。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210820224912p:plain

僕もその一人なんだけど(笑)

 

だってスパーリングが楽しいし、いちばん上達すると思うから。

でも落とし穴があって、成長が早い遅いってあると思うんだけど、そこには何点か抑えるべきポイントがあると感じている。

 

自分で言うのもなんだけど、僕のスパーは他の人(何も考えていない人)より有意義な練習になっていると思う。

 

三つ紹介するね!

 

★勝ち負けに固執しない

スパー中に一本取った取ってないはぶっちゃけどうでもいい、と思っている。手を抜けってわけではなくて、あくまで試合のための練習だから、相手との実践の中で「トライ&エラー※」を繰り返すことが大事。

 

※例えば、今日は腕十字をやってみよう、あまり上手くできなかった→腕の引き付けが甘かった→先生に聞くor動画視聴→改善した動きを実践etc.

 

あと、勝ち負けに固執していると怪我する。タップも遅くなるし、必要以上に極めようとしちゃうから相手にも怪我させる。ほんとなんの得もないからスパーで勝ち負けに”固執”するのはやめたほうがいい。

 

練習相手もいなくなるし、上達も頭打ちになる。

 

★極め <  ポジショニング

白帯ー青帯くらいまではとにかくポジショニングを意識した方がいい。柔術は一本とってなんぼ! ではあるけれど、一本とるには有利なポジション(サイド・マウント・バックetc.)を取っていることが前提。

 

あくまで基本的なスタンスの話で、「今日は極めに行ってみよう」「この技やってみよう」って意識・実践内容は都度都度変えた方が断然いい。いつも同じ動き、技ばかりやっても成長は遅いから。

 

ポジションあっての柔術。僕はMMAから入ったからっていうのもあるけど、最初の2年はとにかく上を取りに行ったり、打撃を意識したムーブをしていた。

でもそれが結局は基礎になって、今は柔軟にいろんなガードや動きができるようになったし、極められるようにもなった(必ずしもオールラウンダー型が良いわけではない)

 

「ポジショニング」ー意識すると変わるかも。

 

 

★相手に合わせる

試合では相手に合わせないじゃん、って思うかもしれないけど、それは違う。

 

相手に合わせることで相手の動きに敏感になるし感覚が磨かれる。

 

相手の力(自分よりパワーのない相手、雑な初心者、女性)に合わせて自分の出力(スピード・パワー)を変えること。これを意識してスパーしていると、最初はなかなか自分の思い通りにいかない(泣)

 

でもそれは、自分の技術がまだまだ足りない証拠。

 

同じパワーでやれば技術の勝負になる。如何に自分が普段力を使っているか分かる。

相手に合わせて、あえて自分に制限をかけて追い込むことで感覚が鍛えられて、結果、同体重とやったときに差が生まれてくる(けっこうみんな雑だからね)

 

あとこの(相手に合わせる)スタンスはもう一つ大きな利点があって(もう分かると思うけど)、練習パートナーがより集まりやすくなる。

好かれる、と言ったほうがわかりやすいかも。

 

まあ舐められたり、たいして強くないって勘違いされることは多々あるけど(苦笑)

そこは重要じゃないからね。

 

試合に出る人は試合に勝つための練習だし、趣味でやってる人も練習相手に好かれた方が楽しいし上達もする。

 

てことでざっくりと3点、スパー中に意識するべきことを紹介したけど、僕の主観だしみんなそれぞれスタイルやバックグラウンドが違うから色々研究しながら自分なりにより良い練習ができればいいと思う。

 

てことで、今日は初めて柔術っぽい記事を書いてみた。

 

骨は折ってなんぼ

骨折って、したことある?

 

18歳になるまでに2割以上の人が骨折を経験するみたいなんだけど※、僕は18歳以上で3回も折った。

 

右手の親指、鎖骨、肋骨...

 

実は今こうしてブログを始めたのも、肋骨を折って練習できないからだったり(本当の話)

 

正確に言えば、肋骨でもなく、折れているわけでもなく、「肋軟骨の打撲」と診断されたんだけど。

 

これが物凄く面倒くさい!

 

練習相手のパスガードを、インバーテッド気味に回避しようとしたところ...

 

グギギ! ゴリッ!

 

と音が鳴って激痛が走った。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210819112749j:plain

練習後はかろうじて歩けるレベルではあったけど、問題は痛みではない。

ここからが本番

 

ー体勢を変える毎にゴリゴリと骨がズレる音と激痛ー

 

痛いというより面倒くさい。寝返りはもちろん打てないし、歩いていても角度によっては骨が組み変わるような違和感と共に痛みが走る。

 

精神的に削られそうだったので整形外科を受診(行かないつもりだった)

 

肋骨自体に損傷は見られず、レントゲンでは肋軟骨は観測できないから手動で診察。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210819111711p:plain

グリグリと患部を押される痛みに耐えた見返りは...

 

「特に折れたり外れたりはしてないですねえ」という間抜けた医者の一言。

 

素人が触っても分かるほど骨が盛り上がっているのに??

 

診断結果は「肋軟骨の打撲」

信用できなかったので、他の病院へ。

行ったけど同じく「異常なし」腹巻のようなものと痛み止めを渡されただけで放流された。

 

結論=耐えるしかない

 

己の自然治癒力を信じて、なるべくゴリゴリいわない体勢で過ごすこと2週間、やっと骨が組み変わるような強烈な違和感と痛みからは解放された。

 

そのまま2週間...(←今ココ)

 

腕立てとランニングができる程度には回復。

ただ、横向きに寝るとまだ痛むから練習再開はもう2週間はかかる予感。

 

鎖骨骨折の時よりはマシ(手術でプレート入れたので半年間練習できなかった)だけど、身体の中心に近い怪我は本当にしんどい。

 

だからどうすればいいって?

 

正直どうしようもできない。どんだけ気を付けていても、真剣に練習していれば怪我はつきもの。僕から何か言えるとすれば、「反応が鈍っている」「力が入らない」という時は疲労が蓄積している状態なので、無理せずほどほどで練習を切り上げること。

 

今回も試合前で普段より追い込んでいた。

 

あとは、普段からちゃんと食べて身体作りをすること。その上でサプリとかプロテインで栄養補助したほうがいい。思い返してみても、ビタミン・カルシウム・EAAをがっつり摂取していた2年間は大きな怪我がない(因果関係があるかは分からないけど)

 

 

ちなみに! みんな大好き痛み止めといったら「ロキソニン(成分:ロキソプロフェン)」だけど、今回病院で処方された「ボルタレン(成分:ジクロフェナク)」という痛み止めは劇薬だった(めっっっちゃ効く)。

 

調べてみると痛み止めの中では最上級で、市販では錠剤タイプはなく、腰痛対策の貼るタイプがほとんどらしい(効果は不明)。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210819112020p:plain

薬局でよく見かける貼るタイプのボルタレン

救われた...

 

結局は薬かよって。

 

 

※(宮村季浩 / 厚生の指標 / 2014年6月 / 対象:山梨大学

格闘技に筋トレは必要か(柔術編)

筋トレ、してる?

 

試合にバンバン出る人なんかは定期的にやってるかもだけど、ほとんどの人は好きでもない限り筋トレは練習から省いてると思う。

 

最近流行ってるしやってみよーって始めた人は多いと思うけど、実際みんな続かない。

僕もやったりやらなかったりだったけど、ここ2年まともに継続できていて、かなりの変化を感じている。

 

なにが言いたいかというと、実際、筋トレは大事。

 

試合に出る出ない関係なく。

 

ざっくり3つ理由があって、

 

柔術が上手くなる

というより、柔術の上達に一役買う。マジで。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210818141258p:plain

試合に出なくても、スパーでいい動きができたら楽しいに決まってる。

 

筋力がつくと「動きが鈍くなる」「パワー頼みになる」というのが未だに通説みたいになってるけど、これは違う。

 

短距離走の選手とか、それこそトップレベルのグラップリングの選手を見ると分かるけど、彼らはめちゃくちゃ速いし動きにキレがある。でも身体は例外なくゴツイ。

 

筋力はそのままスピードになる。

 

エンジンがデカいほどスピードが出るのは当たり前で、動きが鈍いのは単にその競技の動きが身についていないから。ちゃんと柔術の練習をメインでしていれば全く問題ないどころか、筋トレによってパフォーマンが向上する。

 

例えば動きにスピードとキレがでることで、パスガードが上手くなったり、極めが強くなる。更に、パワーがつくことでプレッシャーも強くなるから、同様に今までキメられなかった「チョーク」「スイープ」「パスガード」諸々できなかったことが容易くできるようになる。

 

あと競技者に関していえば、帯も上がり技術が拮抗した試合では、当たり前だけどパワーの有るほうが、身体能力が上回っている競技者が勝つ。

 

とにかく、筋トレはやって損はない。

 

 

★プロポーション

柔術を練習するだけでは決して「美しい身体」は手に入らない。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210818140919p:plain

一般人よりは多少シュッとして健康的な見た目にはなるけど、決してそれ以上にはならない。脱いでかっこいい!と思った人は数えるほどしかいないし、それも試合会場でっ見るほぼ毎日練習しているような猛者ばかり。

 

綺麗なボディラインを作るには筋トレで筋量を増やすしかない。

 

実際、僕の筋トレのモチベーションは、プロポーションとパワーで1:1。半分は見た目のためにやってる。だってかっこいい方が良くない?

 

★護身になる

柔術やってても喧嘩売られます、なめられます。っていう人がけっこういる。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210818141121p:plain

人は基本的に見た目でしか判断しないからね(親しくなるまでは)。

 

いくら強くても、強さを相手が認識しなければ意味がないし、現代では殴り合いの喧嘩を実際にやる場面はほぼない(あったらやばい)。

 

だから格闘技をやっていてもそれがパッと見で相手がわからなければ、実生活で役に立つ場面はまるでない。筋トレ、ボディビルの方が断然意味がある。

 

見た目でなめられない、というのは社会生活でかなり重要で、仕事やプライベートでかなり生きやすくなる。理不尽な要求をされなくなるし、こちらの要求が通りやすくなる上、信用もされやすくなる。もちろん精神というかマインドが豆腐だと意味ないけど。

 

もったいなくない?

せっかく格闘技やってるなら実生活にも生かしたいところ。

 

柔術も上達して、かっこいい身体を手に入れて、生きやすくなる。

 

みんな、筋トレしようぜ。

 

 追記:

通ってる柔術ジムに設備がない、筋トレのためだけに新規ジム入会はしたくない。という人は自重から始めるのがオススメ。

 

「自重もきつい」or 「色んな器具を使って楽しく筋トレしたい」って人は自分でダンベルとか機材を購入するのもアリ。いきなりガッツリ始めるのも気が引けるよね。

 

ダンベル他器具購入はココでもできるよ!

 

プロテイン、BCAA、サプリ諸々栄養&食事についてはどこかのタイミングで書く予定。

耳が大変なことに。。。

ひと月前の話で、耳が沸いた。

 

実は二度目。。でも今回は原因不明、練習終わり、着替えてる最中にようやく気が付いた。

 

前回はタックルに入ったときに、思い切り擦ったのが自分でもわかったんだけど。。今回はおそらく襟絞めからエスケープ時か。

 

とにかく腫れた。

 

このまま固まったら耳ごと取ってしまいたくなるほど立派な餃子が育ったんで、耳鼻科で血抜きすることに。

 

これがまた気持ちいい。

ぎゅるぎゅると血が抜かれ、ぺったりと耳が元のサイズに戻る。

 

まあ、まだ何回も抜きに行くんだけどね。。僕は気にせず練習を続けていたので、3~4日ごとに病院に通い、血抜きをしてもらった。沸いては抜き、沸いては抜いての繰り返し。

 

こんな痛くて、辛くて、面倒な思いはもう二度としたくない!

と一度目の事故で思ったものの、二度目をやらかすのが僕で。。

 

なぜか?

 

もちろん耳サポをつけてなかったから。

 

耳サポ?と首を傾げる人も少なくないと思う。

実際日本ではあまり定着してないし、柔道やレスリングなど「組技格闘技をやる=耳が沸く」のは仕方ない、という認識が広く定着しているからだと思う。

 

餃子耳は勲章、かっこいい、気にしないという人も多いとは思いますが、できれば耳が変形するのは避けたいよね。(イヤホン入らなくなるし。。)

 

なので、練習中の不格好は我慢して耳サポ(イヤーガード)を装着したほうが無難。(慣れてくると擦れないという人もいるけど、実際なんだかんだ擦れる)

 

実は一度目も二度目も、耳サポは持ってた。

 

大丈夫だろう、タックルしないし、荒い人とスパしないし。

面倒くささを理由にバッグの底に放置。慢心です。

 

たしかに鬱陶しいのは分かるけど、つける価値はあると思う。見事に両耳を沸かせた僕からは本当に耳サポつけることをお薦めする。

 

あの時つけていれば、、、綺麗な耳のままでいられたのに。

 

おすすめは「マーシャルワールド」か「VENUM」の耳サポかな。

柔らかくて外れやすいのが欠点だけど、サポーターとして十分の強度で、付け心地も自然だから練習中もあまり気にならない。

f:id:erik_jiujitsu_778:20210817172502p:plain

マーシャルワールドの耳サポ

 

「ISAMI」や「アシックス」の耳サポは固すぎてスパーで嫌がられる。紐が細く、固く装着できるぶん付け心地も悪い(※あくまで個人の感想)

f:id:erik_jiujitsu_778:20210817172700p:plain

ISAMIの耳サポ

最終的には本人の感触次第ではあるけど、僕が実際につけて練習した感想では、繋ぎの部分が幅広のマーシャルワールド型のほうが使い勝手が良かった。

 

話をもどして・・・

 

沸いた耳は、僕のようにパンパンに腫れていなくても分かる人には分かる。そこから距離が縮まることも多々あったし、よからぬ輩には牽制になったこともある。

 

そういったアドバンテージは一定あるにはあるけど、やはり世間一般ではあまり見栄えの良いものではないし、組技格闘技を始めるハードルの一つになっている可能性もあると思う。

 

もっと気軽に耳サポをつける競技者が増えたら、もっと競技人口が増えると思うし、装着したくても周りがしてなくて気まずいという人も救われると思う(実際僕もそういう気持ちがあった)。

 

てことで、初回からマニアックな話題を投入させていただきました。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回はもっと競技よりの記事を書きたいと思います。