格闘技に筋トレは必要か(柔術編)
筋トレ、してる?
試合にバンバン出る人なんかは定期的にやってるかもだけど、ほとんどの人は好きでもない限り筋トレは練習から省いてると思う。
最近流行ってるしやってみよーって始めた人は多いと思うけど、実際みんな続かない。
僕もやったりやらなかったりだったけど、ここ2年まともに継続できていて、かなりの変化を感じている。
なにが言いたいかというと、実際、筋トレは大事。
試合に出る出ない関係なく。
ざっくり3つ理由があって、
★柔術が上手くなる
というより、柔術の上達に一役買う。マジで。
試合に出なくても、スパーでいい動きができたら楽しいに決まってる。
筋力がつくと「動きが鈍くなる」「パワー頼みになる」というのが未だに通説みたいになってるけど、これは違う。
短距離走の選手とか、それこそトップレベルのグラップリングの選手を見ると分かるけど、彼らはめちゃくちゃ速いし動きにキレがある。でも身体は例外なくゴツイ。
筋力はそのままスピードになる。
エンジンがデカいほどスピードが出るのは当たり前で、動きが鈍いのは単にその競技の動きが身についていないから。ちゃんと柔術の練習をメインでしていれば全く問題ないどころか、筋トレによってパフォーマンが向上する。
例えば動きにスピードとキレがでることで、パスガードが上手くなったり、極めが強くなる。更に、パワーがつくことでプレッシャーも強くなるから、同様に今までキメられなかった「チョーク」「スイープ」「パスガード」諸々できなかったことが容易くできるようになる。
あと競技者に関していえば、帯も上がり技術が拮抗した試合では、当たり前だけどパワーの有るほうが、身体能力が上回っている競技者が勝つ。
とにかく、筋トレはやって損はない。
★プロポーション
柔術を練習するだけでは決して「美しい身体」は手に入らない。
一般人よりは多少シュッとして健康的な見た目にはなるけど、決してそれ以上にはならない。脱いでかっこいい!と思った人は数えるほどしかいないし、それも試合会場でっ見るほぼ毎日練習しているような猛者ばかり。
綺麗なボディラインを作るには筋トレで筋量を増やすしかない。
実際、僕の筋トレのモチベーションは、プロポーションとパワーで1:1。半分は見た目のためにやってる。だってかっこいい方が良くない?
★護身になる
柔術やってても喧嘩売られます、なめられます。っていう人がけっこういる。
人は基本的に見た目でしか判断しないからね(親しくなるまでは)。
いくら強くても、強さを相手が認識しなければ意味がないし、現代では殴り合いの喧嘩を実際にやる場面はほぼない(あったらやばい)。
だから格闘技をやっていてもそれがパッと見で相手がわからなければ、実生活で役に立つ場面はまるでない。筋トレ、ボディビルの方が断然意味がある。
見た目でなめられない、というのは社会生活でかなり重要で、仕事やプライベートでかなり生きやすくなる。理不尽な要求をされなくなるし、こちらの要求が通りやすくなる上、信用もされやすくなる。もちろん精神というかマインドが豆腐だと意味ないけど。
もったいなくない?
せっかく格闘技やってるなら実生活にも生かしたいところ。
柔術も上達して、かっこいい身体を手に入れて、生きやすくなる。
みんな、筋トレしようぜ。
追記:
通ってる柔術ジムに設備がない、筋トレのためだけに新規ジム入会はしたくない。という人は自重から始めるのがオススメ。
「自重もきつい」or 「色んな器具を使って楽しく筋トレしたい」って人は自分でダンベルとか機材を購入するのもアリ。いきなりガッツリ始めるのも気が引けるよね。
プロテイン、BCAA、サプリ諸々栄養&食事についてはどこかのタイミングで書く予定。